文化祭【第二日目】が終了しました。

文化祭【第二日目】。3年ぶりの開催となり、本校学校文化の継承が心配されましたが、ところがどっこい、生徒たちの手によって作り出されたのは「質の高い」発表の数々でした。

教室に所狭しと飾り付けられた巧妙な展示物はもちろんのこと、訪れてくれた人が楽しめるよう工夫された「お客さん参加型」の発表が数多く見られました。中には、長い待ち時間も楽しめるよう工夫していたクラスもあったり、また各教室に配備されたプロジェクター等ICT機器を巧みに利用していたところもあったりと、新しい感覚で知恵と工夫を凝らし、クラスや部活動のみんなで力を合わせた頼もしい発表の数々でした。

今年は、感染状況によっては中止になってしまう発表について、あらかじめ計画段階から対策を施し、必ず開催できる方法を、生徒会が中心となって、教員・保護者と協力しながら考えてくれました。舞台発表は、発表時間を短くし、また観客人数を以前の半分に絞ったうえで校内にて実施しましたが、クラス発表・吹奏楽発表・有志発表・教員バンド発表など、制限の中ではありましたが、会場の体育館で、大きな拍手と歓声が響き渡っていました。

生徒による飲食模擬店の代わりに、キッチンカーの業者三社と交渉。Microsoft Formsを利用して、オンラインによる事前の品目アンケートや当日購入可能な時間を分散させるチケット制の導入、飲食も換気のよいオープンスペースを用意して黙食となるよう、密を避ける工夫をしてくれました。

また、保護者の皆様につきましても、大勢の参加による密を避けるため、参加を見送っていただくよう協力をお願いしたところ、PTA企画委員会のほうで動画配信を御提案くださり、現在、準備をすすめていただいているところです。また、地域にお住まいの皆様におかれましても、特には体育館周辺におきまして、騒音等、きっと御迷惑をお掛けしたかと思います。皆様の御理解と御支援にあらためましてお礼を申し上げます。

このように、学校を取り巻く様々な皆様の御協力により、本校文化祭の開催を支えていただいたおかげをもちまして、本校文化祭は3年ぶりの開催を果たすことができました。現在在籍するすべての生徒に文化祭の経験がなく、ここまで手探りの毎日でしたが、生徒会を中心とした生徒の皆さんの努力と、今はもう卒業して実現できなかった2年分の先輩方の思いを胸に、生徒たちは思いっきり学校を楽しむことができました。ありがとうございました。