あいちラーニング推進事業重点校「国語科」授業研修を本校にて実施

12月15日(木)、「あいちラーニング推進事業重点校」による授業研修が本校2年生の教室にて開催されました。本校は、今年度と来年度の2年間、愛知県教育委員会より「あいちラーニング推進事業重点校」として研究指定を受け、新学習指導要領に基づいた「主体的・対話的で深い学び」の実践に向けて、ICTを活用しながら授業改善をすすめているところですが、今回は、2年生「古典B」の発表がありました。

授業では、単元の『源氏物語「若紫」の世界観を楽しもう』について、Microsoft Teamsの「ファイル共有機能」「画面共有機能」「会議機能」、同じくPower Pointの「プレゼンテーション機能」「同時編集機能」、そして同じくFormsの「アンケート機能」を活用しながら、調べて分かったことや考えたことに基づいて、一人一台タブレットを用いながら、班ごとに説明や発表をしたり、また意見を述べたりして、作品に関する知識や背景についての理解を深めていました。

生徒たちは、各班を構成する6人の生徒がそれぞれ担当する (1)紫式部(2)恋愛(3)貴族(4)死生観(5)桐壺~帚木(6)空蝉~夕顔 の6つの分野について、事前に調べて作成をした Power Point を使って、班の他のメンバーに Teams の「画面共有機能」を活用しながら順番に説明をしていました。各班の生徒たちは、発表生徒の操作により、共有された自分のタブレット画面上で自動で動いていくスライドで学びながら、友だちの説明を各自のBYOD端末等にメモしていました。

先生からは、発表にあたって「各自が先生になった気持ちで、分かりやすくゆっくりと説明するように」指導がありましたが、中には、先生顔負けの迫真の演技?や語りにて発表をする姿も見られ、時には笑いもありましたが、生徒たちは友だちの発表工夫によって理解をさらに深めていました。なごやかな雰囲気の中にも、対話的・協働的で深い学びがありました。

参観された先生の中には、タブレットを操る生徒に「これどうやってやるの?」と聞いていたり、また教室の真ん中で先生同士が「こういうことができるんだ」「こうやるのはどうかな?」など議論を始めたりと、普段の研究授業とは違って、「生徒も学び、先生も学ぶ」姿が見かけられました。生き生きと活動する生徒を見ながら、先生方も授業改善のヒントを見つけたようでした。

今後も、「あいちラーニング推進事業重点校」として、各教科における実践を通じて、ICTを活用した「主体的・対話的で深い学び」の実現に全校で取り組んでまいります。