「学びの基礎診断」を実施しました。

2学期が始まり、学校にまた日常が戻りました。今学期は、大事な行事も控えていて、生徒の皆さんにとっては、各学年とも学習のみならず学校生活の充実期となります。しかしながら、長い夏休みを終え、これまでに形成された学習習慣や生活習慣をこの時期に立ち止まって振り返るのはとても大切だと考えます。

本校では、今年度よりこの時期に『学びの基礎診断』を導入しました。これは、基礎学力の確実な習得と学習意欲の喚起を図るため、基礎学力の定着度合いを測定する民間の試験等を文部科学省が一定の要件に適合するものとして認定したものを利用して実施するものです。1・2年生の皆さんは、「国語・数学・英語」のテストを受験、それそれがどこで、どの分野、どの学習項目でつまづいているのかを知る(明らかにする)ために、これまでの上半期の学習をゆっくりと時間をかけて振り返っていました。

また、実施にあたっては、実際のテストの前に50分をかけ、「学習状況リサーチ」から始めました。このリサーチは、例えば1年生では、
・「中学校とは違って大変だ」と感じていることは?
・「夏休みに一番がんばったことは?」
・「自分の考えていたように実行できなかったことは?」
など、平日・休日それぞれの生活リズム・学習習慣についての調査、国数英それぞれの教科の勉強の仕方、はたまた学習上の悩みまでを含めて、高校に入学してから今までの自分を振り返って、自分自身と対話しながら取り組んでいました。診断結果は、それぞれの生徒の今後の指導にフィードバックをしてまいります。

『学びの基礎診断』は、生徒の主体的な学習を後押しするものです。学習習慣、学習方法、粘り強さ、自己調整までを含めた学力の向上に向けて、それぞれの性格特性を生かしながら、学習と向き合っていく姿勢を身に付けさせたいと思います。なお、また年度末に第2回を実施し、1年間の学習の振り返りを行う予定です。